「話すほど崩れる英語」を立て直す!英語持久力という視点
Hello, everyone! オンラインAI英語コーチのサヤコです。

長年英語コーチングを重ねていると、多くのクライアントに共通の興味深いパターンに気づくことがあります。
例えば、最初の数分はいい感じで会話が進むのに、話し続けるうちに、接続詞や前置詞が抜け落ち、日本語の語順のまま英単語を並べているような話し方に変わっていく・・・。
今回は、コーチング現場で繰り返し見えてきたこの「英語崩れ」の正体と、その背景にある英語持久力という考え方についてご紹介します。
目次
- 脳が選ぶ、いちばん楽な逃げ道
- 知識があっても、崩れる理由
- 会話力アップに必要な、英語持久力
- まとめ
① 脳が選ぶ、いちばん楽な逃げ道
英語を話しているとき、頭の中では複数の作業が同時に進んでいます。伝えたい内容を整理し、それに合う語彙を選び、文法的に正しい語順に組み立て、正しく発音して声に出す。この一連の処理を、リアルタイムで走らせ続けているのです。
話し始めた直後は、この処理のための余力が十分にあります。しかし、話す内容が複雑になったり、話す時間が長くなったりすると、処理すべき情報量が増え、余力が減っていきます。そして余力が尽きたとき、脳は省エネな経路を選びます。それが、母語である日本語の語順です。
英語の語順(主語→動詞→目的語)を維持するには、常に意識的な努力が必要です。一方、日本語の語順は、生まれてから使い続けてきた、意識しなくても動く回路です。負荷が高まったとき、脳が慣れた回路に引っ張られるのは、ある意味で自然な反応だと言えます。

② 知識があっても、崩れる理由
ここで注意したいのは、「崩れる=文法を知らない」と単純に結びつけてしまうことです。
実際には、文法自体をきちんと理解していても、英語が崩れることも珍しくありません。もちろん、知識自体が曖昧なケースもあります。しかし、どちらのケースにも共通しているのは、維持し続ける力が、途中で先に尽きてしまうという点です。
これは、知識の量を増やすアプローチだけでは解決しにくい問題です。単語や表現をどれだけ覚えても、それを話し続けながら正確に運用する力が別に必要になる。ここが見落とされがちな点です。

③ 会話力アップに必要な、英語持久力
つまり、この現象を正しく捉えるなら、「英語力が足りない」のではなく、持久力不足という言い方の方が実態に近いはずです。
語彙力、文法力、瞬発力(とっさに一言返す力)など、英語力を測る軸はいくつもありますが、「長く・複雑に話し続けても、構文と意味の一貫性を保ち続ける力」は、これらとは別の軸として存在します。私はこれを、英語持久力と呼んでいます。
英語持久力が高い人は、話が長くなっても、複雑な内容になっても、語順や構文が崩れません。逆に言えば、英語持久力が鍛えられていない人は、知識があっても、話し続けるうちに必ずどこかで崩れます。

まとめ
「話すほど崩れる英語」は、意志の弱さでも、単なる知識不足でもありません。負荷が大きくなり過ぎた瞬間に日本語の語順へ逃げてしまうこと、そしてその流れを修正するだけの持久力が育っていないこと。ここまで見てきた3つのポイントは、すべてこの一点に集約されます。
裏を返せば、英語持久力は特別な才能ではなく、鍛えられる力だということでもあります。語彙や文法をどれだけ増やしても崩れが直らなかった方こそ、伸びしろが大きい領域かもしれません。
この英語持久力を実際にどう鍛えていくかは、今後お伝えしていきますのでお楽しみに!
正しい努力は、裏切りません。
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