AI時代における言語学習の重要性
How are you, everyone? オンライン英語講師&コーチのサヤコです。
AIの発展によって英語やその他の言語を学ぶ必要がなくなると考える人もいますが、私はそうは思いません。言語はコミュニケーションのツールであるだけでなく、文化の一部でもあります。そして、言語を学ぶことは、自分とは異なる文化を持つ人々に対する最高のリスペクトの一つであると考えているからです。
例えば、私はイタリア語とフランス語を非常にゆーっくりですが、コツコツと学び続けています。これらの言語を話せるようになったからといって、収入に直結するわけではないかもしれませんが、これらの国の文化に非常に興味があり、実際に訪れた時に現地の人々と現地の言葉で話したいからです。
自分の母国語以外の言語を学ぶことは、「私はあなたの文化に興味があり、同じ言葉を話すことでより深くコミュニケーションを取りたいと思っています」という証にもなります。もちろん、間違えて恥をかくことを恐れて外国語を話すことを避ける人もいますが、一歩前に踏み出せば、たとえ間違いを犯しても自分自身の成長につながることは間違いありません。
とはいえ、7000以上あると言われる言語をすべて習得するのは現実的ではありません。中には10カ国語以上を話す語学の才能に恵まれた人もいますが、仕事や生活をこなしながら多くの外国語を習得することは困難でしょう。だからこそ、世界で最も普及している言語である英語の習得から始めるのは理にかなっています。
「自分は理系だから英語は必要ない」と思う人もいるかもしれませんが、理系だからこそ英語ができることで活躍の場が広がります。例えば、海外のプロジェクトに参加する際、AI翻訳を使って意思疎通を図るのと、直接同じ言語で話すのとでは、相手との結びつきの強さが全く違ってくるでしょう。そして、それは共に働く喜びだけでなく、仕事の成果にも関わってくるのです。
なぜならどれだけテクノロジーが進化しても、私たちは感情を持つ生き物であり、感情を完全に排除することは不可能だからです。どれだけ優秀で仕事ができても、心が通じ合っていない相手との共同作業は苦痛になるでしょう。
結論として、AIの進化によって翻訳・通訳が格段に容易になったとしても、言語学習の重要性は失われません。言語を学ぶことは、異文化理解と人間関係の構築において不可欠な要素です。英語を始めとする外国語の習得は、個人の成長とキャリアの発展に大きな影響を与えるはずです。
さらに、外国語を学ぶことは脳の活性化にも寄与し、問題解決能力や創造力の向上にもつながると言われています。したがって、AIに頼るだけでなく、積極的に言語を学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。これは、国際的なビジネスや旅行、学術研究など、あらゆる分野での成功に繋がるでしょう。