意識が無意識に変わる時
先日、私がシドニーで通っていたイタリア語教室からメルマガが届きました。いつも通り何気なく読んでいた所、あれ、これ全部理解できるじゃん! と気づいてとても嬉しくなりました。もちろんそんなに難しいことが書かれていた訳ではないのですが、一年前の私だったらここまでスラスラ読めなかったことをよく覚えているからです。
実は生徒さんからの英語の質問にお答えしている時も、私、何でこれ知ってるんだろう、と不思議になることが時々あります。文法に関しては英語を教えるようになってから意識的に学びましたが、それ以外のことは海外で生活している内に日本語を介さずダイレクトに理解したとしか思えないからです。
例えて言えば、車の運転に似ているかなと思います。最初は周りを見てハンドルを切りながらアクセルを踏んで・・・と全ての動作を同時に行うのにかなりの集中力が必要ですが、慣れてくると同じことをほぼ無意識にこなすことができるようになります。皆さんも、いつも通っている職場などに向かって運転している時に、「あれ、もうこんな所まで来てたっけ」と感じることがあるのではないでしょうか。
英語がペラペラになるというのも、そんな感覚です。ただそういった状態に到達するためにはかなりの時間英語に接することが必要なので、 ご自分のペースでコツコツ続けていきましょう。
写真:高知県北川村「モネの庭」マルモッタン