ちょっとヤバいカタカナ英語:ハートフル
皆さんもご存知のように、日本語には「和製英語」と呼ばれるものがたくさんあります。小さい頃から接していると気づきにくいんですけど、英語圏の国では??という反応をされてしまいます。それだけならまだしも自分の意図しているのとは全く違った意味になってしまう場合もあるので、ちょっと注意が必要な単語を少しずつご紹介したいと思います。
1つ目はハートフル。実は日本に留学していたオーストラリア人の友人から聞いたんですけど、日本のあちこちの看板やチラシなどに「ハートフル」と言う言葉が使われていてとても不思議だったそうです。
心がheart、fullがいっぱい、つまりハートがこもったサービスをご提供しますよ、という意図で誰かが使ったところ、読みやすいし覚えやすいしで人気が出たんじゃないかなと思います。 でも残念ながらこれ、英語としては間違いなんです。それどころかhurtful(肉体的・精神的に)苦痛を与える、有害である、という別の単語と勘違いされてしまうかもしれません。
じゃあ日本人視点の「ハートフル」を英語で表すためにはどうすれば良いかと言うと、温かいという意味のあるwarmを使って、heart-warmingという表現が使えます。これだと心温まるという意味になるので、バッチリです。もし機会があれば、ぜひ使ってみてください!